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たまご

おそらく人間には見えない卵が至るところに点在し、空中もしくは地下をぼうふらのように彷徨っている。

卵は、問いと解の混合から成り立っている。卵が発見できたとすれば解も自ずと判明する。卵は主体からみれば対象になるが、必ずしも主体からという方向がある訳ではない。対象に主体が引き寄せられるとも考えられる。

関係の問題であり、卵の存在関係に意識が入ることができれば良い。ここで卵とは真理とかイデアのことを表現しているのだが。真実の発見についての疑問に対して、回答と問題が一つの卵のかたちで透明に存在し、分離していないことに注意したい。

私の控えめな閃きは、分離されていない一つの卵の存在に関係することにより、問いと答えが同時に立ち現れるという予想である。

繰り返すと、問題は解決しようと考えられるべき性質のものではなくて、ここで卵と表現した関係性に、言わば未知なる世界と関係を持つことによって真理なるものは浮き上がってくるものだといいたい。