雰囲「気」を読む

心理学者のように接しなければならない。相手の言葉を信用するのではなく、その言葉の生じる背景と、その原因を突き止めるようにする。こちらの返答は、仮説を確かめることに重点をおき、会話の進行にどのような影響を与えているかを意識する。時によっては、言葉よりも口調と抑揚、顔つきや態度の方が多くを意味を語っている。言葉の症状性にも配慮して患者の症状に、心理学者の無意識がどれくらい介入しているのかについても熟考する。