空中を彷徨う

イデアは、答えと問題を一緒に保存しながら、空中を彷徨う。答えと問題は、離れておらず密着している。だから、ひとつである。手掛かりは気分で探す。問題は、答えを引きずっているが、このひとつが発見されるのは稀だ。なんらかの跳躍に寄らずしては見つからない。隠蔽されているようにみえるのは、探す側に障碍があるからだろう。探そうとする眼に、既に偏見があり曲がっているから、なかなか跳躍することが難しい。既成の観念から心が解き放たれたときがチャンスである。真理は跳んで捕まえる。無理なら空想の力で重力を消せばいい。