五輪と顔

五輪と顔の教訓。いい顔の定義は、目標に向かって邁進しているときの顔である。さらに詳細には、自分自身と闘っているときの顔は、誰もがいい顔という。平和の状態より、緊急時や戦闘時に顔が輝いて見えるのは皮肉。逆に、満足しているときは可愛い顔。充足…

噛むような寒さ。耳が引きちぎられそうだ。筋肉は緊張して石のように固まる。ウオッカのない厳しいロシア体験。冬には忍耐という言葉がよく似合う。体に年輪が刻まれた。恰も静かな樹木の如く。こうなったらいい。思う存分に冬の言い分を聞こうじゃないか。…

心に染みる。梅

桜よりも梅が好きだ。極寒にありながら、兆しを示すかのように芽吹く。決して派手ではない。しかしそれは希望の方を向いている。梅を感じる心が芽吹いたのかもしれない。

魔術としての言葉

言葉は魔術。なぜ言葉が理解できるのか?まだ頭にない意味がなぜ言葉で分かるようになるのか?新しい概念を知る過程は不思議。確かに既存の概念の関係から新しい概念を導きだしている感覚はある。あたかも未知を方程式のXとして解を求めるかのよう。

なんか変だな=正解

上に向かっている人と、下に向かっている人は見てすぐ分かる。社会のシステムの理解がないと、急激に落下する。大まかな流れを把握しないとまずい。なぜなら、その人は自分がどこにいるのか分からないし、どちらに歩んでいるのかも知らないから。本来、不安…

不揃いの呼吸達

不揃いの呼吸達が、群れをなしてわたしの首を鷲掴みにするので、頭を捥ぎとる勢いで洗った。

無意識ー時間

無意識における時間は、多義的かつ幼児的かつ幾分か倒錯している

マイナスの全速力

走る、走る逆方向に全速力で駆け抜ける

見るなの禁止

眼で見る行為が抑圧されている。 理由は知らない。凝視するのは、裸体を見るように思えるからか?それとも見るとは盗むことと思っているからか?

広告

広告嫌い=グーグル嫌い?

二つの世界

現実が縮小し、スマホ世界が拡大する。君はどちらに属するか?

信用

信用できる情報は少ない。絶対的な基準が消滅する。何かを信頼しているとき、自分を信頼している。

浮遊

未来は、浮かんでいる。

手品師

その手品師は、カジノで大儲けしている。

なんで見るの? 他のブログ見たら? こっち見ないでったら!

うつ伏せタレント

タレントが収録中ずっと寝ている。だが、耳だけは使っていて受け答えには反応する。この方が集中するのだと言って。

スノーデン⑶

スノーデンの告発した内容を偽とするのか? 貧富の差ではなく、問題は能力の差にある。能力があれば、偽の情報を知りつつも真を嗅ぎ分けることができる。さらに、アメリカの行政機関の監視が問題になっているが、民間のgoogle、Apple、IBM、Microsoft、Faceb…

スノーデン⑵

ターゲットになる個人は、特殊な人間であるだろう。特殊な人間ほど危険だから、これは当然。アメリカの行政のトップと、例えばgoogleのトップとではどちらが能力が高いのか?愚問であって、おそらく連携しているものと考える。またスノーデンが生存中である…

スノーデン⑴

ロシアに亡命しているスノーデン氏が暴露した情報。第一に、アメリカの諜報機関は世界中の個人情報を監視できる状態にあること。第二に、それ故に、誰にもプライバシーがないこと。第三に、事の重大性を隠蔽し虚構に見せるために映画までわざとらしく公開さ…

作品美醜

どんな作品にも容貌の美醜や若さ、老いがある。さらにいうと脚やお尻だってある。さらにさらにいえば乳や陰部だってある。若さと美しさを作品に求めているのであろうが…ときに作品は屁を放つ=

使いこなす=成熟

何だかね。昔の文豪は言葉を使いこなしていたけれども、現代の作家は言葉に使われている。使いこなすっていうのは難しい。道具に使われている人間の如何に多いことか!例えば、若い女は自分の身体をも使いこなせないでいる。彼女よりも身体の方が多くを語っ…

メモ

引用する時間があるなら自分の頭で考えた方がよっぽどまし。他人の頭で考えて成功してもつまらない。代理や委任ではなく主体は自分にあること。主体からの発生がわたしの全体なのだから。

道草

レヴィナスの「全体性と無限」マルクスの「資本論」フロイトの「夢判断」プルースト「失われた時を求めて」など鞄に詰め込んで読む。 レヴィナス。同と他が出逢うときに存在が現れるのであって同という存在から他を見るのではないこと。他者との出逢いの瞬間…

作者の死

作品と作者が関係を保つのは作者が生存中に於いてのみである。作者の死は作品の新たな誕生で、それは自由に動き回る。作者の死は作品を自由の身にして束縛から解き放つ。自由になった作品は作者がどんな人物であったかは一切問わないし気にもしない。過去に…

たまご

おそらく人間には見えない卵が至るところに点在し、空中もしくは地下をぼうふらのように彷徨っている。 卵は、問いと解の混合から成り立っている。卵が発見できたとすれば解も自ずと判明する。卵は主体からみれば対象になるが、必ずしも主体からという方向が…

オンナの集合

女が3人以上集まり、噂話に花を咲かせる。傍らで聴いていると、若い女性の集まりの中で、幾つもの意見が行き交い回転し、元に戻っては修正されながら、一定の結論に収束していく。 こうして噂話による価値の評価が下るのである。 会話を楽しみつつも集合知に…

数学的理解による世界

「世界の中で理解できない最たることは、世界ができることである」とアインシュタインは言ったが、この言葉は些か古く感じられる。 というのは、数学の論理で導かれたものを真理の度合いの高い位置に置いているからだ。世界を理解したのではなくて、数学の論…

言葉の誕生

言葉が生まれる瞬間とはどんなものか? 完成された形で言葉を使い始める者は少ない。 はじめは何となく曖昧で、はっきりしない星雲の如き観念が頭の中に生じ、それを言葉に変換した瞬間に自然と、誠に不可解なことなのだが、次に来るべき言葉と文脈が同時進…

それぞれの理解

人間に対してであれ、物事に対してであれ、何かを理解するとき同時に自分の理解の法則に従っている。同じ現象に対しても、人それぞれ理解の仕方が異なるのは理解の法則が人それぞれ違うからである。人はおのれの器の範囲内で物事を理解し解釈する。理解が深…

ユダヤ的思考

長くて冗長な文章を書く柄ではない。ラ.ロシュフーコーのように端的に短く書きたい。知的方面でも短距離走者なのだ。カフカとフロイトを読み、自由な空想の羽根を飛翔させる。音楽を人生の中で重要なものと位置付けているのはなぜか変わらず、バッハを弾く…